【ラバーダム防湿ってなに?】〜歯の治療を安全・精密に行うための大切なステップ〜
こんにちは!
東急大井町線等々力駅から徒歩30秒、等々力駅前歯科クリニック歯科・ホワイトエッセンス等々力です。
皆さんは**「ラバーダム防湿(ぼうしつ)」**という言葉を聞いたことがありますか?
聞き慣れない方も多いと思いますが、実はこれ、歯の神経の治療(根管治療)などでとても大切な役割を果たす処置なんです。
今回は、ラバーダム防湿がどんなものなのか、なぜ重要なのかをわかりやすく解説します。
■ ラバーダム防湿とは?
ラバーダムとは、治療する歯だけをゴムのシートで覆って、
唾液や細菌が入らないように隔離する技術のことです。
下のようなイメージです:
🦷 治療中の歯 → ゴムのシートから“ポコッ”と出ている
💧 周囲 → 唾液や湿気が入らず、完全に乾いた状態を保てる
まるで“手術室のように清潔な状態”で治療を進めることができます。
■ なぜラバーダムが大切なの?
✅ 1. 治療中に細菌が侵入しない
口の中には常に何十億という細菌が存在します。
神経の治療中(根管治療)に唾液が入ると、再感染のリスクが大幅に上がってしまいます。
→ ラバーダムを使うことで、無菌に近い状態で治療を進められ、再発リスクが下がります。
✅ 2. 治療部位がよく見える・乾燥して作業しやすい
唾液や湿気があると、
- 細かい部分が見えにくい
- 詰め物や接着剤の効果が落ちる
- 手元が滑って危険
といったリスクがあります。
→ ラバーダムは、**治療の精度と安全性を高めるための「必須ツール」**といえるのです。
✅ 3. 誤飲・誤嚥を防げる
器具や薬液が万が一お口の奥に落ちてしまった場合でも、
ラバーダムがあることで誤って飲み込んでしまうリスクを大幅に減らせます。
■ 実は、日本ではあまり使われていない?
日本の保険診療では、ラバーダムは義務化されておらず、
実際に使っている歯科医院はまだ少数派です。
しかしアメリカやヨーロッパでは、
「ラバーダムをしない根管治療はありえない」とされており、
成功率を上げるためにほぼ必須の処置と考えられています。
■ 当院では、ラバーダムを積極的に使用しています
当院では、精密治療の質を高め、再発を防ぐためにラバーダムを使用しています。
とくに以下のような処置で使用しています:
- 精密根管治療(歯の神経の治療)
- 接着力が重要な詰め物や被せ物の処置
「しっかり治したい」「再発しにくい治療を受けたい」という方にとって、
ラバーダムの有無は“医院選びの基準”にもなりうる大切なポイントです。
■ まとめ|見えないけれど、大切な工程
ラバーダムは目立たない処置ですが、
治療の結果を左右するほど重要な技術です。
当院では、マイクロスコープや高性能滅菌器とあわせて、
「目に見えない部分こそ丁寧に」をモットーに、患者さんの大切な歯を守る治療を行っています。
「今までの根管治療で再発した…」
「安心できる環境でしっかり治したい」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
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